軽自動車、その中でもバンタイプの軽貨物車は、エンジンの上に座席がある形状なので室内にモロに騒音が入ってきます。
簡素化された室内なので仕方ないんだけど、もうちょっとこの音、どうにかならない?
そういった声を、よくいただきます。
◆ダイハツ・アトレー、ハイゼットカーゴ
◆トヨタ・ピクシスバン
◆スバル・サンバーバン
只今、うるさいエンジン音が室内に入ってくることを、どうにかならないか検討中です。
簡素化された内装、
エンジンの真上に乗るドライバー、
軽商用車(軽貨物車)という最も騒音の事を考えられていないであろう車種・・・。
問題は、山積みです(;^_^A。。
ハイゼットカーゴの断熱・防音対策は、第一に前席の真下にあるエンジンルームへの施工です。
これだけでもかなりの効果が実感できますが、アトレーワゴンのような乗用車タイプと決定的に違う部分が、フロアを覆っているシートです。素材も乗用車タイプはパンチカーペットなのに対し、バンタイプは厚手とはいえビニールです。
ペロッとめくると申し訳なさそうに吸音材が少しと、その他は「鉄板丸出し」なんですね。
そりゃ、熱いわね。。うるさいわね。。
ここに、防音・断熱を施せば、次なる効果が実感できそうです。
画像上は、ハイゼットカーゴのクルーズターボ。下はスペシャル。
このようにグレード別でも内装の違いがはっきりとしています。
特にスペシャル(デラックス、クルーズターボ・クルーズのビジネスパックも同じ)のルーフ内装は、骨組みが丸出しで、室内に騒音と熱が容易に伝わる作りになっています。
鉄と鉄なら、反響音も増えることになります。特にボディの補強部分からの騒音が室内に反響しているようです。
こういった場所にも施工のし甲斐がありそうです。
~続く~
防音対策は、制振・吸音・遮音といった、場所に応じた施工が必要です。
対策を取れば、10~25%の防音効果は見込めますが、お仕事で使われることの多い軽商用車(軽貨物車)に二十万円以上のコストをかけることは、弊社としては割に合わないのではと考えます。
弊社では防音対策後、12%以上の改善効果を目指して商品開発致しました。
特に効果がわかるのが「ドアの開け閉め」。乗り降りする際常に閉めるドアの音に上質感・高級感が出るようになります。
施工販売価格
◆1台丸ごと防音施工セット・・・157,630円
※成型天井採用のグレードは、+11,000円
【施工場所】ルーフ、フロア、ドア、クオータパネル 等
より高音質な音楽を、車内で楽しみたいという方には正直そぐわないと思われますが、
高速道路走行中の騒音やアイドリング時の音を抑えたいという方にはオススメです。
※ルーフについては、別ページの「ルーフ断熱防音施工」と施工内容は同じです。
≪原文そのまま≫
◆兵庫県姫路市のE様より
お世話になっております。土曜日、月曜日と断熱、防音施工をした
ハイゼットにのってみました。
断熱、防音共に、期待値をはるかに
超える出来上がりでした。
特に、音に関しては以前のうるささが軽減され、
格段に静かになっていますし、炎天下にしばらく駐車し、
戻ってきた際も、耐えられない暑さではありませんでした。
軽カーゴは、初めての購入で、どうしたものかと思っていた
(何の前知識もなくキャンプにいいかなという安易な気持ちで
買ってしまった)のですが、気になるところを少しずつでも
改善していくことで快適なりますし、いい相棒になりそうだなと
思いました。そもそも、他に所有している車と比べること自体が
ナンセンスなんだということですよね。
さっそく、今週末、前側のスピーカーを交換予定です。
コツコツと、自分好みに仕上げていきます。
言いたかったのは、大満足!ってことです。
また、お世話になることもあるかと思いますが、その際には
どうぞよろしくお願いいたします。
◆岐阜県美濃市のI様より
先日は、ハイゼットの防音処理をして頂き、ありがとうございました。防音・断熱ともに想像以上の効果があり、大満足です。施工を依頼して本当に良かったと思います。
防音に関しては、エンジン音の高周波ノイズはほぼ完全になくなりました。低周波側は、重い素材を使わないと完全にはカット出来ませんし、それだと車重が増えすぎますし費用の事もありますので、この値段としての処理としては十分だと思います。
ロードノイズもかなり軽減されてますね。乗用車と違いエンジンがシートの下にある事を考慮すると、室内の静かさは驚異的だと思います。
今回施工を依頼した主な目的が防音で 断熱はあまり期待していなかったのですが、最近の暑さの中で外に駐車しておいても社内温度がそれほど上がりませんので、とても効果的だと思います。
あと、アクスルリジッドプレートですが、これも本当に良い商品ですね。停車時からの動き始めで、リアタイヤのトラクションの掛かりが全然違うのをお店を出て直ぐに実感できました。あと、直進時のふらつきも軽減され、帰路の運転は往路に比べてとても楽でした。
あと、リアアクスルが固定された事に起因していると思いますが、リアのショックがよく仕事をする様になり、乗り心地も向上しました。多分、リアのショックの取り付け位置が動かかなくなったので、ショックが本来の性能を発揮しているのだと思います。
気にしていたリジット化によるノイズや振動の侵入ですが、仰っていた通り 全くありませんね。帰りの、名阪国道の奈良以降の峠道がとても楽しかったです。こちらも、取り付けて頂いて本当に良かったです。
2021年12月にフルモデルチェンジした、ダイハツアトレー・ハイゼットカーゴ S700V。
後輪駆動車用の新型CVTや荷室容量の拡大など様々な機能を向上させ、売り上げも好調。
しかしながら、新型からワゴンの設定が無くなり全車バン(商用車)となった為、騒音対策は旧型と比べてもほとんど改善されていない(※弊社調べ)のが現状です
そこで!
S700Vアトレー・ハイゼットカーゴでも、始動時及び走行時の騒音対策や断熱施工は引き続き商品開発する必要がある!と強く感じました。バンになったとはいえ、遠方へのお出かけや車中泊をされる方のストレス軽減のお助けはさせていただきたいですから。
アトレーの場合は成型天井になっていますので、
オーバーヘッドシェルフ・LED荷室灯・室内グリップなどを取り外した後、成型天井を取り外します。
フルモデルチェンジをしたアトレー・ハイゼットカーゴですが、この辺りはほとんど変更はありません。
ピラー内張りやオーバーヘッドシェルフの取り外しには特殊工具を使って慎重に作業します。
剝がれなかった両面テープ跡などを脱脂材を使って除去してから、
制振材をルーフ内側全面に貼り付けます。
制振材自体は比較的重い物なので、必要以上に貼り付けるとロール量が増え、不安定な車になる為注意が必要。
制振材は粘着しますが、夏場の熱の事も考慮してしっかり押し付けます。
※2022秋以降は、別素材に変更しております。
断熱材と遮熱材を組み合わせたものを内張りに取り付けて、
元の形に戻せば完成です。
アトレー・ハイゼットカーゴのルーフの断熱対策は新車から簡易の為、防音対策時にも同時施工で弊社独自の断熱対策も施します。
防音効果はもちろん、夏場のクーラーの効きが違います。
冷房効果が上がるので、燃費も良くなるでしょう。